私の祖父が、昨年他界したときのお話しです。
私の父と祖父は長年に渡り、犬猿の仲、数十年会っていない関係でした。
事の発端は「離婚」でした。
父は7人兄弟の末っ子ということもあり、離婚後高校を卒業せずに家を飛び出し、私が0歳のときに一度会わせに行ったきり会わずにいました。
それから20年が経ち、祖父はもともと患っていた肺がんが悪化し、亡くなりました。
お葬式の際、父は背中を丸め、子供のように泣いていました。
私は、すごく感極まってしまいどんなに憎み合っても親子ってすごいなと思っていたのですが、そのお葬式の裏では私が想像できない遺産相続に関わる調停問題がうごめいておりました。
7人という多い兄弟だったことと、遺書に私の父だけにあてられた品があったことで他の兄弟達が面白くなかったようです。
このように、相続がからむ調停は、事の発端から背景まで周りから見ていると人としてどうなんだろうと思いがちだが、当の本人達からしたらかなり真剣であることが多いのかと思います。
私は第三者に近い状況だったので、見ていて父がかわいそうでした。
お金、財産というものは死すれば、子に移るという一見、幸せを守ることに見えても受け取り側によっては、争いごとの種になる「相続」は、本当に怖いものです。
しっかりとした手続きが必要かと思います。
安心のために…おしなり法律事務所